華語文奨学金2021の概要と倍率

台湾旅行が大好き! 中国語をマスターしたい! 小籠包をたらふく食べたい! 近場で国際結婚したい!

 

とにかく台湾に住んでみたいという方、金銭的な理由で諦めていませんか?

お金がなくても、台湾に留学するチャンスがあるんです!!

 

高校生の方、卒業後クラスメイトと同じ大学に行くなんて普通過ぎませんか。

海外に行って日本の大学生より多くを学んじゃいましょう。

 

社会人の方、今からでも遅くありません。

社会で経験を積んでからの留学は、学生時代の留学よりはるかに学びが多いです。

 

奨学金を利用して、留学の夢、叶えましょう。

 

 

 

華語文奨学金とは

毎年9月から3ヶ月以上1年以内の語学留学をする人のための台湾政府教育部による月25,000元(日本円で9万円程度)の返済不要の奨学金

 

詳しく説明します。

 

華語文奨学金とは、台湾政府による語学留学のための奨学金で、完全給付型。返済の必要がありません。

語学留学向けの返済不要の奨学金は珍しいので、本当にありがたいです。

しかも金額は台湾の大卒の初任給程度です。学生生活を送るのには十分すぎる金額です。

語学留学向けの奨学金とは別に、正規留学をする人向けの「台湾奨学金」もあります。

申請は別になっており、同時に申請することはできません。

今回は、語学留学生用の「華語文奨学金」について説明していきます。

 

〇金額

毎月25,000元(日本円で9万円程度)※返済不要(何度も言います。)

要綱によると学費は自己負担となっていますが、節約すれば、学費に回すことも可能です。

ちなみに台湾での1ヶ月の食費ですが、私の場合、だいたい10,000円です。夫と二人暮らしで、平日は自炊、休日は外食することが多いです。外食の方が安く済ませられることが多いですし、キッチンなしの部屋なら家賃も安いと思います。

高いなと感じるのは日本の食材や和食レストランくらいでしょうか。それ以外は日本と同じか安いと感じることが多いです。

 

〇支給期間

毎年9月から3ヶ月以上1年以内。

留学開始は9月と決まっています。4月から行きたいという人は応募できません。

留学できる語学学校は、大学付属の華語文センターに限ります。

台湾全土にあるので、選択肢は結構あると思います。

 

〇対象者

18歳以上。学生でも社会人でも申請可能。

※ただし、留学やワーホリ、就労などで台湾に居住したことのある人は対象外。去年までなかった制限が増えてました。残念ですね。

 

つまり、台湾入国のために居留ビザを取得したことのある人は応募不可です。

長期休暇や出張で台湾の語学学校に通ったことがある方でも、観光(ノービザ)や短期滞在(停留ビザ)で入国した方は応募できるということだと思います。

また、親が中華民国の国籍を所有している人は、残念ですが、応募できません。

 

〇募集期間

毎年2月~3月が応募期間です。

1月末頃から駐日台北経済文化代表処のホームページを確認しておくとよいでしょう。

申請に必要な書類を集めるのに時間がかかる場合があるので、早め早めに行動したほうがいいです。

 

では、さっそく申請書類を確認していきましょう。

 

必要書類

  • 奨学金申請表 1通
  • 奨学金承諾書 1通
  • 日本語の「学習計画書」 1部
  • 台湾の大学に入学申請した書類(コピー可) 1部
  • 認証済みの最終出身校(高校或いは大学)の全学年の成績証明書(日本語と英語の訳文とそれぞれ1部が必要)。GPA 成績書がある者は、認証された GPA の成績書を提出する)。 各1部
  • 認証済みの最終出身校(高校或いは大学)の卒業証明書、修了証明書又は在学証明書(日本語と英語の訳文とそれぞれ1 部が必要)。 各1部
  • 推薦状 2通
  • パスポートの写し(A4) 1部
  • 返信用封筒(長形3号の封筒に414円分の切手を貼り、表に自分の宛名と住所を記入したもの) 3通

 

これだけ見ると、どうでしょう。面倒ですか? 意外と難しくなさそうですか? 私は、まぁできないことはないという感想でした。

確かに面倒ですが、これで毎月お金がもらえるならやっとくかという感じでした。

 

 

倍率

正直倍率はわかりません。ごめんなさい。

募集人数は毎年14名程度ですが、応募者がどのくらいいるのかは、確認できませんでした。

数年前は、4,5倍という話だったり、、、

 

ですが、朗報です。2021年の募集から応募資格にかなりの制限が付きました。

多くの台湾マニアが応募資格を喪失しています。かなり倍率が下がるのではと思っています。

あまり自信のない方も、だめでもともと、とりあえず応募、やるからには本気で応募してみてほしいと思います。

 

ちなみに、合格者の報告書やブログ、Twitter等を見ていると、学歴や語学力よりも、

披露できる特技(特に日本文化)がある人や、台湾で学んだことを具体的に仕事に生かせるのがわかる人が多いです。

 

小さなことでいいので、自分の中にある台湾と日本をつなげることを探してみてください。それを大げさにアピールすれば、あなたにもチャンスがあります! 頑張りましょう。

 

必要書類の準備

必要書類の準備には予想以上に時間がかかります。

来週でいいや~などと思わず、できるものから準備して、クリアファイルにまとめておいておきましょう。

 

時間がかかるもの

・学習計画表

・推薦状

・成績証明書

・卒業(修了)証明書

 

この4点は時間をたっぷり時間をとって準備して下さい。

特に推薦状は人にお願いしなければなりません。少なくとも1か月は相手に時間を与えるべきだと思います。

また、推薦状の内容は学習計画表に書いた内容を裏付けするようなものでなければなりません。自分の計画ができていない段階では、推薦者も何をどう推薦していいかわかりませんので、学習計画表をある程度完成させた状態で依頼しましょう。

 

証明書については、大学と家が近い人は時間はかからないと思いますが、

卒業後引っ越した人は要注意です。詳しくは認証のページで書きますので、参考にしてください。

 

 

〇おわりに

この奨学金の申請準備を通して、なんとなくですが、自分が成長していってるなという感覚がありました。

自分のことをよく知ることや相手の気持ちを考えること。

時間もかかるし面倒ですが、やって損はないです。

一つ一つこなしていきましょう!加油!!